借金の時効援用に失敗してしまった事例を集めてみました。

時効援用に失敗しないように時効手続き前には自分でできる範囲で時効にできるか確認していても時効が失敗してしまうことがあります。

時効援用に失敗した先輩方には申し訳ないですが、同じ過ちをしないよう参考にさせてもらいましょう。

時効援用に失敗した事例

過去の失敗事例を読んでみると、事項の説明を受けただけではイメージできない時効援用が失敗したワケが見えてきます。

時効援用に失敗した例はたくさんありますが、確認不足になりやすいケースを2つご紹介します。

時効の中断を知らずに失敗したケース

Aさんは2009年4月にクレジットカードを利用して約30万の買い物をしましたが、返済は1度も行わず半年後に住民票を移さず引っ越し。

引っ越しまでの半年間のうちに何度かカード会社からの請求電話に「来月払うから」「今月も生活が厳しくって」とのらりくらりと返済をしぶっていたそうです。

以降はカード会社からの電話や請求書も届かないまま2014年の6月に5年の時効期間を待って時効援用しましたが、引っ越し前のカード会社のオペレーターとのやりとりのデータが残っていたせいで時効中断したため時効援用に失敗しました。


時効の中断を知らずに時効期間の5年だけを信じて行動しちゃったケースですね。

返済のためにお金を振り込まなくても時効は中断されて時効期間がゼロからのやりなおしになるのを知らないとミスりやすいポントです。

裁判所に支払督促をされていたケース

Bさんは借金をして12年後に時効援用しましたが、借金をした当時から引っ越しをした後に結婚、名字も変わっていた上に結婚してからは夫のカードを使用していたためにカード会社からの督促もなく借金の時効援用に何の問題もないはずでした。

ですが、いざ時効援用してみたらBさんの知らない間に裁判所に債権名義をとられていたため時効援用は失敗しました。

実は裁判所からの支払督促などの書類が引っ越し先不明で、住んでいた住所に送られてこなかったんですね。


借金を返せなくなって夜逃げしたケースですが、住所がわからなくても公示送達という方法で裁判を起こされることがありますから、知らないうちに時効期間が延長されていたを知らなかったんですね。

時効の失敗は中断事由にアリ

時効援用に失敗してしまう主原因になるのは時効期間の中断事由によることが多いです。

時効期間は最終返済日から計算しますから、少額でも返せば時効期間がリセットされます。

電話や書類などで借金があることを認めてしまえば、あなたが認めた時点で時効期間は中断されます。(金融機関からの電話は録音されていると思ってください)

他にも金融会社が支払督促の申立をしていたり裁判所に訴えられて差し押さえをされていたら時効期間は10年に延長されて再スタート。

時効の中断事由はこんな理由でもひっかかるの?と思うようなささいなことで中断がおこることおありますから要注意。

時効援用に失敗したらどうなる?

時効援用に失敗してしまったら、時効通知によってあなたの名前や現住所などの連絡先が債権者に知られてしまうので、催促の電話がひんぱんにかかってきます。

さらに督促状も月に1~2通が送られてくるうえ、裁判所に訴えられて時効期間が10年に延長され逃げられなくなる可能性も。

借金の時効援用は手続き自体は法律のシロウトでもできる簡単な手続きですが、失敗したときの生活への被害は甚大。

時効援用前には借金問題に詳しい専門家に相談したり、アドバイスをもらうなど失敗しないための対策はしっかりと行うようにしてくださいね。